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進化するコンビニコピー機 地図や楽譜の出力、A3サイズのスキャンなど

2014年1月26日日曜日

 決して目立つ存在ではない。しかし機能は多彩で実に重宝。それがコンビニエンスストアの片隅に"鎮座"しているコピー機だ。

 オフィスのコピー機は、書類や資料の作成に使うもの。そんな中、コンビニエンスにストアにあるコピー機も、よく見るとかなり役立ちそうなサービスがそろっている。

 まず、古い紙焼きの写真や、子どもが描いた力作の絵などの整理には「スキャン機能」の使い勝手がよさそうだ。コンビニエンスストアにあるコピー機では、データ化したい各種印刷物や写真などをスキャンして、持参したUSBメモリーに保存することができる。これだけなら自宅に所有するスキャナーでもできる作業だ。しかし特筆すべきは、対応サイズ。ローソンやセブン-イレブンでは、A3サイズまで可能となっており、効率も良く幅広く役立ちそうだ。価格はスキャン1枚30円。

 楽曲のダウンロードは手軽でも、楽譜となると探すのに手間取ることもある。そんな時も、迷わずコンビニエンスストアのコピー機が役立つ。ローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートなら「ぷりんと楽譜」のサービスを利用して、コピー機から楽譜をプリントアウトすることができる。同サービスは、ヤマハミュージックメディア(本社:東京都豊島区)が運営するウェブサイトから、PDF形式となった楽譜データを購入するもので、プリントアウトと料金の支払いをコンビニエンスストアのコピー機で行う。料金は1曲105円より。

 さらに、アウトドアスポーツ愛好者にも好評なのが地図のプリント。セブン-イレブンのコピー機では、アジア航測(本店:東京都新宿区)が製作するスカイビュースケープ「山っぷ」のプリントアウトサービスが利用できる。山っぷとは、国土地理院の基盤地理標高データを加工した赤色立体地図に2.5万分の1地形図に重ねたもので、凹凸がよくわかり、地形を立体的に把握できる山岳地図だ。利用方法はウェブサイトで必要な地域を指定し、プリント予約番号の発行を受ける。これをコピー機に入力し、1枚280円を支払えば山っぷを受け取ることができる。

 支払いに電子マネーへの対応や領収書を発行する機種も増えている。コンビニエンスストアを利用する時は、いつの間にか進化しているコピー機もチェックしてみたい。いろいろと使ってみたくなるサービスを発見できそうだ。


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