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コーヒーに続く「1杯の戦い」 2014年は「ティー」が人気か

2014年1月26日日曜日

 コンビニやマシンなど、コーヒーが話題となった2013年。明けて2014年は、紅茶やお茶などの「ティー」に注目が集まっている。

 昨年から続くコーヒーの人気に、待ったをかける存在となるのか。くつろぎの1杯として、このところ紅茶や日本茶などの「ティー」が勢いづいている。

 まず国内勢は、「紅茶」がセールスポイントの店舗拡大に積極的だ。

 その店名の通り、英国発祥の紅茶を愉しむ文化を満喫する空間として、全国に店舗をかまえるアフタヌーンティールーム(運営はアイビー/本社:東京都渋谷区)の"カジュアル版"として、昨年秋に誕生したのが「アフタヌーンティースタンド」だ。店舗も、表参道(東京都渋谷区)の1号店を皮切りに、川口(埼玉県川口市)、幕張(千葉県千葉市)と、現在すでに3店舗となった。

 同店では、誰もがもっと自由に紅茶を愉しむがコンセプトとなっており、さまざまな紅茶メニューに出会うことができる。たとえば「ラティー」は新感覚の1杯。ほどよい渋みと香りのオリジナルブレンドの紅茶をベースにしたティーラテで、自然な甘味が特徴だ。価格はホット、アイスとも340円より。またオリジナルビスケット(220円ほか)も、好評となっている。

 また、モスバーガーでおなじみのモスフードサービス(本社:東京都品川区)の動きにも注目だ。実は同社では、1999年から摘みたて紅茶とアメリカンワッフルのお店である「マザーリーフ」も運営しており、紅茶に関する知識や店舗運営のノウハウは、すでに15年の積み重ねがある。そこへ、このところの紅茶への関心の高まりがあるという追い風だ。機が熟した感のある今、モスフードサービスはマザーリーフを新時代のコミュニケーションカフェと位置づけ、本格的なフランチャイズ展開を始める方針を打ち出した。

 一方、海外勢は「ティー」にこだわって、人気と話題を集めている。

 2013年7月の代官山店(東京都渋谷区)が海外初出店となった、台湾の人気お茶専門カフェチェーン「春水堂(チュンスイタン/日本での運営はオアシスティーラウンジ・本社:東京都渋谷区)」。使うのは厳選素材、そして社内資格であるお茶マスターにしか作ることが許されないドリンク類はいずれも独創的で、タピオカミルクティー(430円)や鉄観音ラテ(450円)は、多くの人をとりこにする1杯だ。去る1月14日には、六本木店(東京都港区)もオープンした。日本でもファンが急増中だ。

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