【ニューヨーク時事】トヨタ自動車は30日、シートを暖めるための部品が、燃えにくさを示す「難燃性」について米国で定められた基準を満たしていなかったとして、主力車の「カローラ」や「カムリ」など6車種で、同部品をオプションとして搭載した車の販売を停止したことを明らかにした。火災などの事故は発生していないという。
基準を満たしていなかったのは「シートヒーター」と呼ばれる布状の部品。米国と同様の基準を持つ韓国の運輸当局が、米国から輸入したカムリを検査して発見。米運輸当局に連絡した。
トヨタは29日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に報告し、販売を停止した。ただ、部品を組み入れた状態でもシート全体では難燃性基準を満たしているという。このため、既に販売した分については部品交換の免除を当局に申請しており、リコール(回収・無償修理)に至るかは現時点では不明としている。
0 件のコメント:
コメントを投稿