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子どもの将来を不安視する親は6割。早期教育への関心は高い

2014年1月26日日曜日

 プレイフルラーニング~幼児の「遊びと学び」プロジェクトは、3~6歳の幼児期の子どもを持つ全国の親1032人に子育てや子どもとの遊び方に関するアンケート調査を実施した。それによると、61.4%の親が子供の将来に関して不安を感じており、将来のために早期教育を受けさせることに高い関心を持っていることがわかった。

 現在、「子どもの将来に関して不安はあるか」という質問に対し61.4%が「とても不安だ/どちらかといえば不安だ」と回答している。「将来のために早期教育を受けさせることに興味があるか」という質問では全体の67.2%が興味ありと回答した。また、「現在習い事をしている、またはさせたいと思っているか」という質問に対しては43.1%の親が「実際に習い事をしている」、42.3%の親が「していないがさせたい」と思っていることがわかった。

 その一方で「現在している習い事が将来役に立つか」という問いに対しては45.1%と約半数が「役に立つかは分からない」と回答しているほか、「習い事にかかる費用を負担に感じる」と回答する親も59.7%いることが分かった。子どもの将来のために今何か始めたいと思いつつも、実際には切迫した家計の中で、具体的に何をさせればいいか分からず悩んでいる親が多いようだ。

 本来、幼児期には早期教育などの直接的な「学び」以上に親との関わりやしっかり遊ぶことが重要とされる。しかし実態としては、その理解不足からか、親が「何かしてあげなくては」と悩んでいる実態が読み取れる。

 また、「現在子育てに悩んでいるか」についての設問には、47.5%と約半数の親が悩みを抱えていると回答した。具体的な子育ての悩みについては、1位「子どもが注意しても直らない時は怒鳴ったりしてしまう時がある」(70.2%)、2位「自分のしつけ方や褒め方・叱り方が正しいのか自信がない」(65.9%)、3位「子どもが自分の思い通りに動いてくれないとイライラする」(56.5%)、4位「子どものすることにいちいち口出ししてしまう」(36.3%)と、しつけ方や怒り方についての悩みが上位を占めた。

 1日のうちで子どもと一緒に過ごす時間は平日平均5.9時間だったが、そのうち一緒に遊ぶ時間は1時間未満と回答した親が78.2%いることが分かった。また、「子どもと過ごす時間をもっと増やしたいか」という設問には、59.9%の親が「増やしたい」と回答しており、共働き夫婦では74.1%、それ以外では53.5%と、特に共働き夫婦において顕著にその傾向が見られた。

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