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膨張する中国自動車市場~激化する価格競争、大幅販売増見込む日本勢にくすぶる懸念

2014年2月7日金曜日

 トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業(ホンダ)の2013年の中国での新車販売台数が、それぞれ過去最高になった。反日ムードは沈静化しており、13年秋以降、中国向けの戦略車を投入したことが奏功した。

 日本メーカーでトップ(中国自動車市場全体で4位)の日産は、前年比17.2%増の126万6200台。春に全面改良した中型セダン「ティアナ」などが販売を伸ばし、7月以降12月まで6カ月連続で前年実績を上回った。12月単月の販売台数は13万4200台で、1カ月の販売台数としては過去最高だった。

 トヨタの13年12月の実績は、最低価格を7万元(約120万円)未満に引き下げた小型車「ヴィオス」の新型車が貢献。多目的スポーツ車(SUV)の「ハイランダー」と「RAV4」も好調を維持し、前年同月比19.4%増の10万8400台となった。通年では9.2%増の91万7500台と中国全体で6位となり、目標としていた90万台を達成した。しかし、前年比49%増と急伸した米フォード・モーター(93万台)に5位の座を奪われた。

 13年12月の伸びが最も大きかったのはホンダ。前年同月比60.4%増の10万1465台となり、中でも9月に新型車を投入した主力セダン「アコード」が前年同月比84.9%増と驚異的な売れ行きをみせた。6月に発売した中国専用車のセダン「クライダー(中国名・凌派)」は2万2592台に達した。ホンダは通年で26.4%増の75万6882台となり、「75万台」としていた年間目標をクリアした。全体で7位である。

●独走のVW、GM

 13年の中国自動車市場を振り返ってみると、最大のトピックスは独フォルクスワーゲン(VW)が9年ぶりに米GMから首位の座を奪回したことだ。通年の販売台数は前年比14%増の320万台、2位のGMは11%増の316万台。3位は韓国の現代自動車で16%増の161万台だった。VWがGMを逆転してトップに立ったが、ベスト3の顔ぶれは前年と変わっていない。

 今年はトヨタが前年実績比19.9%増の110万台以上、ホンダは同18.9%増の90万台以上の販売を計画している。日産は15年に200万台を売る目標を変えていない。

 中国は、年間販売台数が2000万台を超える世界最大の新車市場になった。トヨタなど各社は今年も積極的に新車を投入して、シェアの拡大を目指す。ただ、中国市場ではVWとGMが2強で他社を寄せつけない。

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