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「就活中に妊娠」でも安心 30歳まで入社を待ってくれるユニ・チャーム

2014年2月28日金曜日


ユニ・チャームは「就職活動中に妊娠している新卒の女性」を対象に、入社試験に合格すれば30歳になるまで入社資格を保有できる制度を導入する。内定を出した学生が、妊娠を理由に入社を辞退したことがきっかけだ。


妊娠中の学生が同社に応募してくる例は、「過去に数例あったもののレアケース」だったが、この制度によって顕在化してくるのではないかと見ている。


■働き盛りでの「キャリア中断」回避するねらいも


ユニ・チャームは、生理用品、紙おむつなどの衛生用品の大手メーカー。出産・育児の経験や入社前の自己啓発が、入社後の業務に役立ち「短期間での成長が期待できるのではないか」と期待している。


同社では、働き盛りの30代女性社員が出産・育児を理由にキャリアを中断するケースが少なくない。そこで「20代のうちに出産・育児を経験し、高いキャリア志向で会社に貢献してくれる女性」を育成するためにも、今回の制度は有効と考えた。


出産・育児の経験を重視するのであれば、新卒時の合格にかかわらず、広く「就業経験のない30歳女性」の募集・採用に制度を拡充してもよいのでは、という考えもあるが、同社では「いまのところその予定はない」という。


会社が優秀な女性に早めに内定を出して、出産・育児に専念させることで、入社後に高い帰属意識をもって働いてもらうことを重視しているようだ。


同社については、キャリコネの口コミにも「さすがに女性関連商品を扱っているだけあって、女性に限らず男性も育児休暇が認められるなど、育児、出産に大変理解のある会社」と高く評されている。


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