【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は27日、上院銀行委員会の公聴会で半年次金融政策報告について証言した。景気下支えのため市場に大量の資金を供給している量的緩和策に関して、経済情勢を見極めながら一定規模で縮小を続け、「秋に終了する」と明言した。
量的緩和の縮小は1月に始まり、現在の資産購入の規模は月650億ドル(約6兆6000億円)。FRBはこれまで、資産購入を今年終盤に終了するとの見通しを示していた。
イエレン議長は証言で、雇用は回復しているものの、失業率は依然高水準で長期失業者などの問題も深刻だと指摘。事実上のゼロ金利政策による極めて緩和された金融政策は当面続けるとの考えを明示した。
0 件のコメント:
コメントを投稿