ページ

<スターフライヤー>社長退任へ…赤字見通し経営陣刷新

2014年2月20日木曜日

 業績不振の航空会社、スターフライヤー(北九州市)の米原慎一社長(63)が、退任する意向を固めた。経営陣を刷新して業績回復を図る。後任は筆頭株主であるANAホールディングスの意向も踏まえ、外部からの起用を含めて検討しており、来月にも決定する。

 同社は円安による燃料費高騰や新規就航路線の不振などで、2014年3月期で33億円の最終(当期)赤字転落を見込んでいる。

 米原社長は投資ファンド出身。09年に就任し、積極的に事業拡大戦略を展開した。だが、昨年10月に就航した福岡−関西線は搭乗率の低迷により、今月19日で運休した。12年7月に就航した北九州−韓国・釜山線も日韓関係の悪化を背景に伸び悩み、今年3月に運休する。人員削減など経営合理化を進めている。3月30日には福岡−中部線に、ANA(全日本空輸)との共同運航で就航を予定している。【石田宗久

0 件のコメント:

コメントを投稿

 

人気の投稿