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うま味調味料はカラダに悪いの?:健康神話を検証する(2)

2013年11月3日日曜日

インターネット上に溢れている健康神話を検証し、その真相を確かめていく本連載。昨日は肥満の原因だと考えられている「脂肪」と「炭水化物」について、専門家の意見を紹介しました。

「脂肪や炭水化物で太る」は本当?:健康神話を検証する(1)

今回は、いわゆる食品添加物についての話です。「うまみ調味料」は、「ブドウ糖果糖液糖」は、果たして本当にカラダに悪いのか。前回同様、Carly Stewart博士(「Money Crashers」の医療エキスパート、過去記事「自分に合うダイエット方法を見つけるためにやるべきステップ」にも登場)、Andy Bellatti氏(ラスベガスの栄養管理士、「食の都市伝説」についての記事でもご協力いただきました)、Spencer Nadolsky博士(「Examine.com」の医療担当編集者)という3人の専門家に相談しました。

神話3:グルタミン酸ナトリウムは体に悪い

うま味成分のグルタミン酸ナトリウム(MSG)は不遇な扱いを受けてきました。アメリカ人の多くは、程度の差はあれMSGを問題視していて、中には「静かなる殺し屋」と呼ぶ人までいます。ですが実際には、MSGの摂りすぎが問題になるとすれば、それはMSGそのものではなく、MSGを多く含んだ食品に問題があるのです。Bellattiさんは、次のように説明しています。

(MSGは)体に悪いとも良いともいえます。MSGを摂ると、あまり好ましくない反応が出る人もいます。MSGが体に悪いように見えるのは、加工度の高い食品に使われるケースが多いから、というのが私の考えです。

Nadolsky博士も、MSGをめぐるたいていの情報には、たしかな根拠があるわけではないと指摘しています。

MSGは一般に、頭痛を引き起こすとして悪者扱いされています。中には、MSGに対して過敏な反応の出る人がいるのかもしれませんし、まだわかっていない別の原因があるのかもしれません。MSGの摂取で具合が悪くなる人は、一種のアレルゲンととらえて、摂取しないようにすれば良いでしょう。ただし、だからといって、MSGが誰にとっても体に悪いとは限りません(その点はまだわかっていません)。

MSGは肥満の原因といわれることも多いのですが、肥満が誘発されるのは、マウスの脳に直接注射した場合や、中華料理店での暴飲暴食という「援護」を受けた場合だけです。

では、MSGは摂らないほうが良いのでしょうか? もちろん、何か問題があるのなら避けましょう。

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