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入居するともれなく猫が付いてくる!? NPO法人が仕掛けた「猫付きマンション」が人気

2014年5月15日木曜日

 東京都内や神奈川県を中心に「猫付きマンション」なる物件がじわじわと人気を高めているのをご存知だろうか。ペット可、ではなく、その物件に入居するともれなく猫が付いてくる。しかも、自分で猫を選べるのだ。

 仕掛人は、NPO法人東京キャットガーデン代表の山本葉子さん。同NPO法人は、保健所や動物愛護センターなどから猫を引き取り、保護飼育をしながら去勢不妊手術をし、飼育希望の人に譲渡する活動を行っている。

 猫の殺処分ゼロを目指し、様々な取り組みを行う中で、山本さんが考案したのがこの「猫付きマンション」。ペット可のマンションが増えてきた現状をみて、ある大家さんに提案したのが始まりだ。

「空室をなくしたい大家さん、猫と住みたい入居者、猫の居場所を確保したい保護団体の三者が共同で行うボランティア活動なのです」と山本さん。東京を中心に神奈川、埼玉に広がり、現在20棟ほどの物件を確保しているとか。

 猫との同居を希望する入居者は、まず里親審査を受ける必要がある。面談も行い、猫を飼育する条件と適正をクリアすると、大塚、西国分寺などにある同NPO法人が運営する猫カフェスタイルのシェルターへ。1歳以上の猫の中から、同居したい猫を選ぶ仕組みだ。

猫付きシェアハウスも企画中

 引き渡し後も、365日・24時間、山本さんが電話による無料サポートに応じる。さらに、猫付きマンション勉強会も定期的に開催。「最近は、不動産仲介会社や建売関連の会社からも引き合いをいただいています」(山本さん)と、ますます広がりをみせている。

 現在は、猫付きシェアハウスを企画中だとか。「コンセプトから設計、シェアハウスの運営まで自分たちでやりたいんです」(山本さん)と、新たな構想に胸をふくらませる。

 少なくなったとはいえ、現在でも全国で年間22万頭もの猫が殺処分されている。同NPO法人でも、常時300頭ほどの猫を保護しているのが現実。もはや、一軒一軒里親を探していくには限界がある。

「猫付きマンション」というネーミングも秀逸で、飼い主向けのケア体制も行き届いている点が強み。今後も伸びて行きそうなサービスである。

(加藤 力/5時から作家塾(R)

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