◇ワシントンでの事務レベル協議が終了
【ワシントン平地修】環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る日米間の事務レベル協議は30日、ワシントンで2日間の日程を終えた。大江博首席交渉官代理は終了後の記者会見で、牛・豚肉を中心とする農産品の関税協議について「進展はないわけではないが、一進一退が続いている」と指摘。7月に予定される12カ国の首席交渉官会合までの日米間合意は、「非常に難しい」との認識を示した。
米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行と、2日間で約9時間にわたって協議。日本が関税撤廃の例外としたい農産品の重要5項目のうち、牛・豚肉について重点的に取り上げた。だが、輸入が急増した場合に関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)を巡り、導入に難色を示す米国と、機動的に発動できるようにすべきだとする日本との溝は埋まらなかった。大江氏は会見で「残っている問題を詰めるのは大変な作業で、間合いを縮めるのは簡単ではない。双方が合意するにはだいぶ道のりがある」と説明。「絶望的になる瞬間もあった」とも述べ、今回の協議の難航ぶりを明かした。
7月の首席交渉官会合に向けて、両政府は数週間以内にもう一度、東京で協議する。
【ワシントン平地修】環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る日米間の事務レベル協議は30日、ワシントンで2日間の日程を終えた。大江博首席交渉官代理は終了後の記者会見で、牛・豚肉を中心とする農産品の関税協議について「進展はないわけではないが、一進一退が続いている」と指摘。7月に予定される12カ国の首席交渉官会合までの日米間合意は、「非常に難しい」との認識を示した。
米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行と、2日間で約9時間にわたって協議。日本が関税撤廃の例外としたい農産品の重要5項目のうち、牛・豚肉について重点的に取り上げた。だが、輸入が急増した場合に関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)を巡り、導入に難色を示す米国と、機動的に発動できるようにすべきだとする日本との溝は埋まらなかった。大江氏は会見で「残っている問題を詰めるのは大変な作業で、間合いを縮めるのは簡単ではない。双方が合意するにはだいぶ道のりがある」と説明。「絶望的になる瞬間もあった」とも述べ、今回の協議の難航ぶりを明かした。
7月の首席交渉官会合に向けて、両政府は数週間以内にもう一度、東京で協議する。
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