【ワシントン共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉で、日本の関税撤廃を求めている全米豚肉生産者協議会は28日、譲歩が得られなければ日本抜きで交渉をまとめるべきだとする声明を発表した。29日に再開する日米の事務レベル協議への反映を狙ったとみられる。
豚肉協議会が公表した声明は、コメ、小麦、乳製品の団体との連名。ただ、牛肉の団体が加わらないなど足並みの乱れもうかがえる。
声明は、シンガポールでのTPP閣僚会合で甘利TPP担当相が農産物の重要5項目を関税撤廃の例外とするよう、あらためて主張したと指摘。「包括的合意を目指すTPPの望みを失わせる発言」と批判した。
0 件のコメント:
コメントを投稿