自動車メーカーが、ガソリン専用車の燃費改善を競い、軽自動車は1リットル当たり30キロ台前半を実現し、軽以外でも同30キロ台をうかがうなど激しい開発競争が続く。低燃費車の代表格はエンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド車(HV)だが、ガソリン専用車よりも割高。各社は、ガソリン車の燃費向上で幅広いユーザー獲得を国内外で狙う。開発した技術を今後成長が見込める新興国向け車種にも生かしていく構えだ。【山口知】
トヨタ自動車は4月、ガソリン専用車の新型「パッソ」と「ヴィッツ」を相次いで発売した。新エンジンで燃費を1〜3割改善した。パッソは1リットル27.6キロと、HVと軽を除いたガソリン車で燃費性能トップだった三菱自動車のミラージュ(1リットル27.2キロ)を抜いた。
トヨタの新エンジンは燃焼室に空気を取り込む吸気口や、燃焼後の空気を外に出す排気口の形状を変更。燃費が悪くなる要因となる異常燃焼を防ぐため、燃焼室の温度を抑える新技術も取り入れた。同社は、新型ヴィッツ(海外名ヤリス)を今夏の欧州に続いて世界各国で発売する予定で、ガソリン専用車でも攻勢をかける。
ガソリン車で最も燃費性能が高いのはスズキ「アルトエコ」の35.0キロだ。同社は4月、さらに燃費を高める新エンジンの開発を発表。車体の軽量化などと併せて改善し、他社の引き離しを狙う。本田治副社長は「省エネは自動車メーカーの永遠の課題」と話す。
1997年にトヨタがHVのプリウスを発売して以来、「低燃費車はHV」というイメージが定着した。実際、全車種の中で燃費トップはトヨタのHV「アクア」の37.0キロ。ただHVはエンジンとモーターを組み合わせる高度な技術が必要で価格は割高だ。燃費は国内だけでなく海外の消費者も関心は高いが、HVはガソリン車より数十万円高価になるため、国内ほど普及は進んでいない。トヨタの場合、2013年の国内販売ではHVが約4割を占めるが、海外は14%にとどまっている。
三菱自動車は「ガソリン専用車で改善した燃費性能は、日本国内だけでなく新興国向けにも生かしていくことができる」と自信を語る。同社のミラージュは、タイで生産し日本以外にも出荷する世界戦略車だ。野村証券の桾本(くぬぎもと)将隆アナリストは「新興国では、低燃費と低価格の両立が求められている。HVだけでなくガソリン専用車の技術向上が市場拡大のカギとなる」と指摘する。
トヨタ自動車は4月、ガソリン専用車の新型「パッソ」と「ヴィッツ」を相次いで発売した。新エンジンで燃費を1〜3割改善した。パッソは1リットル27.6キロと、HVと軽を除いたガソリン車で燃費性能トップだった三菱自動車のミラージュ(1リットル27.2キロ)を抜いた。
トヨタの新エンジンは燃焼室に空気を取り込む吸気口や、燃焼後の空気を外に出す排気口の形状を変更。燃費が悪くなる要因となる異常燃焼を防ぐため、燃焼室の温度を抑える新技術も取り入れた。同社は、新型ヴィッツ(海外名ヤリス)を今夏の欧州に続いて世界各国で発売する予定で、ガソリン専用車でも攻勢をかける。
ガソリン車で最も燃費性能が高いのはスズキ「アルトエコ」の35.0キロだ。同社は4月、さらに燃費を高める新エンジンの開発を発表。車体の軽量化などと併せて改善し、他社の引き離しを狙う。本田治副社長は「省エネは自動車メーカーの永遠の課題」と話す。
1997年にトヨタがHVのプリウスを発売して以来、「低燃費車はHV」というイメージが定着した。実際、全車種の中で燃費トップはトヨタのHV「アクア」の37.0キロ。ただHVはエンジンとモーターを組み合わせる高度な技術が必要で価格は割高だ。燃費は国内だけでなく海外の消費者も関心は高いが、HVはガソリン車より数十万円高価になるため、国内ほど普及は進んでいない。トヨタの場合、2013年の国内販売ではHVが約4割を占めるが、海外は14%にとどまっている。
三菱自動車は「ガソリン専用車で改善した燃費性能は、日本国内だけでなく新興国向けにも生かしていくことができる」と自信を語る。同社のミラージュは、タイで生産し日本以外にも出荷する世界戦略車だ。野村証券の桾本(くぬぎもと)将隆アナリストは「新興国では、低燃費と低価格の両立が求められている。HVだけでなくガソリン専用車の技術向上が市場拡大のカギとなる」と指摘する。
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